ルーカスフィルム・アニメーション副社長、アンダーワールド物語と「モール：シャドウロード」の拡張版を発表

『スター・ウォーズ・セレブレーション・ジャパン』で明らかになったアニメーション新プロジェクト
ルーカスフィルムのアニメーション部門副社長アテナ・ポルティージョがIGNに独占取材で、新シリーズ『テイルズ・オブ・ジ・アンダーワールド』と『モール：シャドウ・ロード』について熱く語った。

ダース・モールの新章が幕開け

ポルティージョ氏は、『スター・ウォーズ』アニメシリーズでダース・モール役を演じ続けるサム・ウィトワーとの協働に興奮を隠さない。「サムはヘッドライターやスーパーバイジングディレクターと共に、キャラクターの深みと伝説を築いてきました。彼は脚本チェックからウィップリールの確認、色彩設計まで全てに注力しています」と日本でのイベントで語った。

ダース・モールの不死鳥的な存在感について、「アニメーションチームに『マイケル・マイヤーズやジェイソン・ボーヒーズみたいに何度倒されても復活する』と冗談を言うほど。今回は彼の過去に深く迫り、新たな層を加えます」と明かす。

マイナーな悪党から伝説へ──ダース・モールの進化

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ポルティージョ氏は制作技術の飛躍的進化を強調：「アニメーション、ライティング、特殊効果、マットペインティング、アセットデザインの全てが向上しました」。デイブ・フィローニ監督の意向について、「ポストコロナで『慣習を破れ』と挑戦されました。『成長のためには不快感を受け入れよ』という彼の指導で、ボディメカニクスや表情表現、リグ技術、ライティングを革新した」と振り返る。フィローニ監督が最新エピソードを「これこそシネマだ」と絶賛したエピソードも披露。

「『バッド・バッチ』や完成したばかりの『テイルズ・オブ・ジ・アンダーワールド』を凌駕するクオリティです」。2026年公開予定の『モール：シャドウ・ロード』は現在も制作中だ。

暗黒面のヒロインが主役に

『テイルズ・オブ・ジ・アンダーワールド』ではアサージ・ベントレスとキャド・ベーンが各3話ずつ登場。特にベントレス編は小説『ダーク・ディサイプル』と連動し、マザー・タルジンによる復活後の物語が描かれる。「少年との出会いから始まる絆──二人のジェダイ逃亡者による心揺さぶる関係性が3つの短編で展開されます」

ジェダイ戒律に反する恋愛描写について、「クワイラン・ヴォスとの『永遠に愛す』シーンや、オビ＝ワン／サティーン、アナキン／パドメのような禁忌の恋は常にファンの心を掴みます」。ベントレスの内面にも言及：「過去と向き合い道を模索する彼女に、新キャラクターが成長の鍵を与える物語です」。

『テイルズ・オブ・ジ・アンダーワールド』は2025年5月4日（スター・ウォーズ・デー）にDisney+で配信開始。『モール：シャドウ・ロード』の詳細は今後発表される。